海外20か国一人旅 なぜ旅をして何を得たか【バックパッカー】

海外旅行
マチュピチュ遺跡/ペルー

筆者はこれまで計20か国ほど一人旅をしてきました。2022年夏にメキシコ5都市を回る旅。2022年冬にマチュピチュとウユニ塩湖をめぐる南米の旅。2023年冬に東南アジア周遊。そして2024年にはヨーロッパ8ヶ国をめぐる旅。どれも不思議な景色やおいしいごはん、フレンドリーな人々に出会えた素晴らしい旅でした!

この記事では一人の大学生がなぜ旅をして、そこで何を得たかについて書きます。

なぜ海外一人旅を始めたのか

きっかけはカナダ留学中。学校の先生(65歳のロンドン出身いけおじ)がバックパック一つで海外を一人旅するのが好きな人でした。その方と海外旅行の話をしている流れでメキシコ旅行をすすめられ、行ってみようかなと思い始めました。

彼はどんなバックパックがいいか、宿の取り方、おすすめのホステル、ホステルでの立ち振る舞い、必要な持ち物など事細かに丁寧に教えてくれました!(今後、海外一人旅のコツは記事にします)

また留学中の親友がメキシコ人でメキシコの文化をについて聞くことが多かったり、ルームメイトがバックパッカーで世界一周経験がある人だったり、

いろんな要素が絡み合って、2022年6月に1ヶ月のバケーションにメキシコ周遊することを決めました。

刺激的だった初の一人旅inメキシコ

チチェンイッツァ/メキシコ

初の一人旅は本当に良かったです!マヤ文明の遺跡ティオティワカンやチチェンイッツァの壮大なピラミッド、めちゃくちゃおいしい屋台のタコス、行く先々で優しく接してくれる人たち…

特に一人旅をしていると人々の優しさが最も印象に残りました。留学中にできた友達と再会した時は、家族を紹介してもらったり、家に泊めてもらったり、至れり尽くせりでした。

またある時には、現地の方々が話しかけてくれて、仲良くしてもらいました。わざわざ僕のために町を案内してくれたり、ご飯をごちそうしてくれたり、一人で旅していた僕の身には彼らの優しさが心に沁みました。

日本で普通に生活していたら、誰かと一緒に旅行していたら、到底できないような経験がたくさんできて、刺激的な一カ月でした。そしてここから、世界中を旅したい欲に駆られるようになりました。

南米、東南アジア、ヨーロッパへ

メコン川/ラオス

メキシコの1ヶ月旅が終わり、半年後の2022年12月に旅した行先は南米でした。メキシコで壮大な景色に感動した僕は、ペルーのマチュピチュ、ボリビアのウユニ塩湖、チリのアタカマ砂漠を訪れました。

その約1年後の2023年11月、出会った多くの旅人が一番良かった国として挙げていたラオスを訪問。隣のベトナムと香港にもこの旅で行きました。

そしてつい1か月前の2024年2月、大学でフランス文学を専攻している筆者念願のヨーロッパを8か国を旅する大旅行に行ってきました。旅のルートは、トルコ→ギリシャ→セルビア→ハンガリー→クロアチア→スロベニア→イタリア→フランス でした。(旅行記は近々記事にしたいと思います)

なぜ一人で海外を旅をするのか

ヴェネチア/イタリア

まずなぜ海外を旅するかというと、異文化に触れるのが大好きだからです。

日本では見れないような壮大な自然や建築物をみること、その土地に根差したローカルフードを食べること、同じ人間なのに全く違う個性を持つ国々の文化に触れるのが、僕は楽しいと感じます。

次になぜ“一人で“旅をするかというと、その方が異文化体験がしやすいからです。

たとえば困った時、友達や家族と旅行していたら、自分たちの中で解決しようとします。しかし一人旅をしていてどうしても困ったら、誰かに助けてもらうしかないのです。そこで現地の知らない人と関わる機会ができるかもしれないし、現地の人が解決する方法を知るかもしれない。

またツアーでバスと行き先がセットになって用意されている旅行より、一人で自力で地元や現地の公共交通機関を使って旅をする方が、その国をよく知れると思うのです。

より深くその国を楽しむために海外一人旅をしています。

海外一人旅で得たもの

カッパドキア/トルコ

海外一人旅で約20か国に行った筆者が何を得たかをまとめました(そもそも好きで行って何を得たか語るのもおこがましいですが、、、)

①楽しい瞬間

こんな子供の感想みたいなことを一番最初に書き出して申し訳ないのですが、やはり一人旅を通して得たもののなかで最も大きいものは「楽しい瞬間」であり「忘れられない思い出」です。

自分にとって海外一人旅は完全な娯楽であり、自分が楽しいと思うから行ってます。人からよく「意識高いね」「向上心がすごいね」と旅の話をすると言われます。しかし自分からすると「ただ自分がしたいから行ってるだけなのになあ」と感じてます。

海外一人旅をすることで「価値観が変わる」とか「成長できる」みたいな記事をよく目にします。成長することを第一の目的に海外一人旅に行くのも良いですが、ぼく個人としてはちょっと違う気がしています。

わくわくや楽しさを追求することこそが旅の目的です。「成長」や「人生経験」にとらわれすぎると、旅を楽しむことができないと思います。もし旅に成長の機会があるとするならば、楽しさやワクワクを追求した過程の中にそれがあると思います。

なのでこれから海外一人旅をする皆さんに覚えておいてほしいのは、海外一人旅は本当に楽しい娯楽であるということです。決して自己成長を最大の目的にしないで、自分の楽しさに身をゆだね、その瞬間を楽しみましょう。

旅から帰ってくると、または数カ月前の旅に思いをはせると「ああ楽しかったなあ」「きれいだったなあ」「おいしかったなあ」と思うことがめちゃくちゃあります。「楽しい瞬間」と「異国の地での思い出」が自分が旅に出て得た最も大きいものでした!

②行動力と実行力

一人で楽しい旅をするためには、勇気を出して行動しなければならない瞬間が数多くあります。

一人で航空券をとって、飛行機に乗り、空港から市内へ移動し、宿にチェックインし、大衆食堂に入ってオーダーをし、目的の観光地へ行く。これをすべて一人でしなければなりません。

言語の壁もあれば文化の壁もあり、レストランでのルールやバスの乗り方まですべてが日本と違う世界です。予定通りに進まないことやトラブルも多々あります。

最初はすべての行動に対して気が重くなります。しかしこれを繰り返すうちに行動する勇気や実行する耐性が備わってきます。小さなステップから始めて慣れていきましょう。

海外一人旅に慣れると、そこそこ勇気がいることや他人の目が気になることも難なくできるようになると思います。僕はそうでした!

③ストレス耐性

日本と他国を比べた時に、日本はすべての面において世界の最先端を行っていると言って良いと思います。われわれ日本人は便利な国にいすぎて、物事に対して求めるハードルが高すぎる気がします。

本当にありきたりな表現になりますが、海外一人旅に出て世界中を旅していると日本では当たり前なことは当たり前ではありません。

交通機関の乱れ、道路やトイレが汚い、ご飯が微妙、空調がなくて暑すぎる、嫌なにおいがする など日常茶飯事です。

日本を礼賛したいわけでも海外下げをしたいわけでもないのですが、快適さのレベルが違うのも事実です。なのでストレスの耐性はつくと思います。こういう世界があると知っておくだけでも、日本での生活する上でのありがたみを感じますし、些細な問題ごとがあっても動じないと思います。

④日本への愛

さまざまな国に行って多くの文化に触れれば触れるほど、日本の素晴らしさに気づきます。

個性的で唯一無二の文化を持つ日本。文化、食、歴史、国民性など素晴らしいものはたくさんありますが、その素晴らしさには日本で生活していると気づけないことが多いです。海外で多様な文化に触れて初めて、その凄さを実感します。

旅行中に出会う海外の方々は、僕は日本人である旨を伝えると、非常に反応が良いです。そういったことからも、日本のイメージの良さを実感します。日本人の先輩方が作ってきた功績には感謝せずにはいられません。

新たな視点から日本を見ることで、改めて良さに気づいたり、さらに好きになると思います。

とにかく早く旅に行くべき

パルテノン神殿/ギリシャ

ここまでなぜ筆者が海外一人旅に行き、そこで何を得たかについて書きました。これを書いた目的は、読んでいる皆さんに旅に興味を持ってもらい、実際にすぐにでも行ってほしいからです。

旅に行くならなるべく早く行くべきです。アジアなら週末に行けますし、物価も安いです。一人旅なら誰かと予定を立てる必要もありません。

早く旅に出るべき理由は、たくさんあります。

まず感性は日に日に衰えていきます。同じ景色を見ても、感じ方は今と10年後では全く違うものになります。自分も感性が衰えてきていることを常に感じています。

また今いきたいと思う国や場所は、いつでも行けるわけではありません。その国に渡航できるかは、情勢や経済により不可能になることがあります。僕は大学生のうちにミャンマーに行ってみたかったですが、現在はクーデターにより、渡航は制限されています。ヴェネチアはいつか沈むと言われていますし、マチュピチュは自分が言った数週間後に一時的に閉鎖されました。

早く行くことのメリットはたくさんあります。ぜひ興味を持った方は、行けそうな日程を見つけ、航空券を買ってみてください。

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